スピード・ホルダーの特徴

中小物竿は、片手操作が基本ですので、手尻(リールより下の部分)を短くしてあります。

レバー・ロック式の竿掛けは、竿の手尻部分にロック部品を取り付けることから、手尻が短い中小物竿ではとても使いづらく、昔からある簡易型竿掛けが使われています。

簡易型竿掛けは、手尻部分を半円形部品に掛けて止めるため、以下のような弱点があります。

  • 大きな当りが有り急いで合せる場合、大きな肘当てでは、手尻部分が半円形部品からスムーズに抜けず、合せた後で半円形部品から竿を外す操作が必要です。
  • 前あたりや微妙な当り来て、魚に違和感を与えないように、竿先を送り込みたいと思う時、竿を半円形部品から外そうとすると、気持ちとは逆に、竿先が上側に動いてしまい、魚に違和感を与えてしまいます。
  • 手尻部分を半円形部品に掛けてあるだけですので、船が揺れたり、他の竿が当ったりすると、竿が半円形部品から外れたり、海中に落ちてしまったりします。
  • 竿を竿掛けにセットする時、竿を回しながら半円形部品に掛けねばならず、竿先が上下左右にブレて時間が掛かります

このように、簡易型竿掛けは、釣りの動作や竿さばきとは無関係に、竿を保持できるだけの単純な道具として作られてきましたので、我慢をしながら使う必要がありました。

スピード・ホルダーは、左右2つの特殊形状ローターの作動により、釣り人の意思通りに竿を着脱させることで、手持ち状態に近い、理想の竿さばきを可能にしました。

  • 竿のセット:
    1. 竿を竿掛けにセットした状態から、瞬時に合わせを行うことができ、合わせと同時に、自動的に(角度が45度前後になるとローターが開きます)、竿が竿掛けから外れます。
    2. 竿先を全く動かさずに、竿を外せます。
    3. 竿先を送り込みながら、竿を外せます。
  • ロータリー部だけを使うと、簡易的な「竿休め」になります。
    又、先端の竿受部を回転させて真上の位置にすると、竿受部が本格的な「竿休め」に、
    又、ローター部が「オモリ置き」に変身します。

以上のように、スピード・ホルダーは、早い手返しが必要な数釣りから、微妙な当りに慎重な竿操作が必要な大型狙いにまで、幅広く活用できます。

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